
中医学の観点では、人体にはマッサージすることで性的な感覚を高めるとされるツボがあり、同時に心身を整える養生法のひとつとも考えられています。こうしたツボの位置や刺激方法を知っておくことで、性生活により活力を取り入れることができます。
中府(ちゅうふ)― バストケアの代表的なツボ
位置: 胸の外側、第一肋間と同じ高さにあり、体の正中線から外側へ約6寸の位置にあります。
中府は肺経に属する主要なツボです。日常的にやさしくマッサージすることで、肺経の流れを整え、バストケアに役立つとされています。また、リンパの流れを促し、胸のつかえや肩・背中の不快感を和らげる目的でも用いられます。
天柱(てんちゅう)― 性的な高揚感を引き出す
位置: 首の後ろ側、後頭部の生え際付近にあるくぼみで、後頭部の正中線から左右に約2cm離れた位置です。
親指を使ってやさしく刺激します。後頭部から首にかけては性感を感じやすい部位でもあり、この周辺を愛撫することで、女性がしびれるような心地よい感覚を感じやすくなり、前戯の一環としても使われます。
膈兪(かくゆ)― 性感を呼び覚ます
位置: 肩甲骨と背骨の間にあり、左右に1か所ずつあります。
指圧によって血流を促したり、指先でやさしく撫でるように刺激します。原文では、性的な感覚がまだ十分に高まっていない女性に対して、心地よい感覚を引き出すツボとして紹介されています。
命門(めいもん)― 性機能のバランスを整える
位置: 腰の中央、第二腰椎棘突起の下にあるくぼみで、おへそとほぼ同じ高さにあります。
親指で命門を押し、心地よいだるさや張りを感じる程度の力で数十回揉みほぐします。
中医学では、命門を刺激することで性的な感覚を高め、性欲低下を改善し、性機能のバランスを整えるとされています。また、養生や加齢対策のツボとしても用いられます。
承扶(しょうふ)― 性的な感受性を高める
位置: お尻と太ももの境目にある横じわの中央部分です。
この周辺は感覚が敏感な部位とされ、指圧する際は少ししっかりめに刺激することもあります。
原文では、生殖器に関係する神経がこの周辺を通っているとされ、定期的に刺激することで膣の収縮力を高め、性的な感受性を向上させる目的で用いられると説明されています。
腎兪(じんゆ)― 腎のエネルギーを補う
位置: 腰部の第二腰椎棘突起の下から左右に1.5寸離れた位置に、左右1か所ずつあります。
中医学では腎と深く関係する重要なツボとされ、日常的に刺激することで「腎気」を補い、腎の働きを整えると考えられています。
特に、月経不順や性欲低下などに対して用いられることがあります。
商陽(しょうよう)― 代謝を促す
位置: 人差し指の親指側、爪の角から約2mm後方にあります。
商陽は大腸経に属するツボです。爪先や指先で軽くつまむように刺激することで、大腸経の気血の流れを整え、消化機能や代謝をサポートし、全身のコンディションを整える目的で用いられます。
委中(いちゅう)― 性欲を高める
位置: 膝の裏側、中央付近にあります。
原文では、生殖器と関係する神経がこの付近までつながっているとされ、指でやさしく押したり撫でたりすることで、女性の性的な高揚感を高めると紹介されています。
また、緊張やストレスによって性欲が低下している場合にも、リラックスを促す目的で使われることがあります。












